「愛犬がかわいいけれど、気づけば生活が犬中心になってしまった…」

そのように感じていませんか?

朝は愛犬の散歩で早起きし、夜も愛犬の様子を見てから寝るという生活に変わってから、自分の時間が少なくなったと実感する方も多いでしょう。

この記事では、犬と一緒に住む生活で生まれるリズムの変化とうまく付き合う方法をお伝えしていきます。

愛犬との時間も大切にしながら、自分らしい生活を取り戻すための工夫を一緒に見つけていきましょう!

「気づけば生活が犬中心…」それってダメなこと?

犬を飼い始めると、どうしても愛犬のペースに合わせた生活になりがちです。

しかし、それが必ずしも悪いことではありません。

まずは、犬中心の生活について客観的に整理していきましょう。

犬を飼うと生活が変わるのは自然なこと

犬を家族に迎えた瞬間から、生活リズムが変わるのは当然のことです。

なぜなら、犬は人間とは異なる生活サイクルを持っているからです。

たとえば、犬は1日に2〜3回の散歩が必要で、食事の時間も決まっています。

さらに、トイレの世話や健康管理なども必要になってくるため、これまでの生活パターンが変化するのは避けられません。

このような変化は、ペットと暮らす上で経験する自然なプロセスといえるでしょう。

「犬に振り回されている…?」と感じる瞬間

多くの飼い主さんが「犬に振り回されている」と感じる瞬間があります。

具体的には、以下のような場面が挙げられるでしょう。

朝早くから散歩をせがまれて寝不足になったとき、友人との約束をキャンセルして愛犬の世話をしたとき、また、仕事中でも愛犬のことが気になって集中できないときなどです。

ただし、これらの状況は犬を飼う多くの人が経験することで、決して珍しいことではありません。

むしろ、愛犬への愛情が深い証拠ともいえるのです。

犬中心=悪いことではない理由

犬中心の生活が必ずしも悪いわけではありません。

というのも、犬との生活によって規則正しいリズムが身につき、健康的になる人が多いからです。

実際に、朝の散歩で早起きの習慣がついたり、毎日の運動量が増えたりと、プラスの変化を実感している飼い主さんもたくさんいます。

また、愛犬との時間を通じて癒しやストレス解消効果を得られることも大きなメリットです。

したがって、犬中心の生活にはデメリットだけでなく、多くのメリットがあることも理解しておきましょう!

犬と暮らすと生活リズムが変わる!よくある5つの”あるある”

犬と一緒に生活を始めると、さまざまな変化が起こります。

ここでは、多くの飼い主さんが経験する代表的な変化を5つご紹介していきます。

どれも犬との暮らしでよくある体験なので、「自分だけじゃなかった」と安心できるかもしれません。

早起き・早寝に変化した

犬を飼うと、多くの人が早起き・早寝の生活パターンに変わります。

愛犬が朝早くから散歩を求めるため、自然と早起きする習慣が身につくからです。

朝6時頃から散歩に出かけるようになり、その結果として夜も早めに眠くなるという好循環が生まれることが多いでしょう。

このような変化により、規則正しい生活リズムが確立されて体調が良くなったという声もよく聞かれます。

1日3回の散歩が運動になった

犬の散歩は、飼い主にとって良い運動機会となります。

朝・昼・夕方の散歩で、1日に合計1時間以上歩くことも珍しくありません。

特に、これまで運動不足だった人にとっては、強制的に運動する機会が作られることになります。

さらに、愛犬と一緒に歩くことで楽しみながら運動できるため、継続しやすいのも大きなメリットです。

外出が制限されるようになった

一方で、愛犬がいることで外出に制限が生まれることもあります。

長時間の外出が難しくなったり、犬同伴不可の場所には行けなくなったりするからです。

たとえば、友人との食事会やショッピング、映画鑑賞なども、愛犬を一人で留守番させる時間を考慮する必要があります。

ただし、最近では犬同伴可能な施設も増えているため、選択肢は広がりつつあるといえるでしょう。

仕事や家事のタイミングがずれた

犬の世話により、仕事や家事のスケジュールが変わることもよくあります。

散歩の時間に合わせて朝の準備時間を調整したり、愛犬の食事時間に合わせて帰宅時間を考えたりする必要が出てくるからです。

在宅勤務の場合は、愛犬の様子が気になって集中できないこともあるでしょう。

このように、これまでのペースとは異なるリズムに慣れるまでには時間がかかることが多いものです。

他の飼い主との交流が増えた

犬を飼うことで、同じく犬を飼っている人との交流が自然と増えます。

散歩中に他の犬と出会ったり、ドッグランで知り合いができたりするからです。

また、動物病院やペットショップなどでも、犬を通じた会話が生まれることが多いでしょう。

このような新しい人間関係は、生活に彩りを添えてくれる嬉しい変化といえます!

「犬のリズムに合わせすぎてツラい」そんなときに見直したい3つのこと

愛犬との生活は楽しいものですが、時には「犬のペースに合わせすぎて疲れてしまった」と感じることもあるでしょう。

そのような場合に見直したいポイントを3つお伝えしていきます。

無理をしすぎず、バランスの取れた関係を築くことが大切です。

「自分の時間」を意識的につくる

まず重要なのは、自分だけの時間を意識的に確保することです。

愛犬のことばかり考えていると、自分の趣味や休息の時間がなくなってしまうからです。

たとえば、愛犬が昼寝をしている間に好きな本を読んだり、お気に入りのカフェでひとりの時間を過ごしたりしてみてください。

また、週に1回は愛犬を信頼できる人に預けて、完全に自分だけの時間を作ることも大切です。

このようにメリハリをつけることで、愛犬との時間もより充実したものになるでしょう。

犬にも”自立”してもらうしつけのヒント

愛犬に適度な自立心を身につけてもらうことも重要なポイントです。

常に飼い主に依存してしまうと、お互いにとってストレスになってしまうからです。

具体的には、ひとり遊びができるように知育玩具を用意したり、留守番に慣れてもらうための練習を少しずつ行ったりしてみてください。

さらに、「待て」や「おすわり」などの基本的なしつけを身につけることで、愛犬も飼い主の指示に従って行動できるようになります。

これにより、飼い主主導の生活リズムを作りやすくなるでしょう。

家族や外部サービスと分担する工夫

一人ですべての世話を背負い込まず、家族や外部サービスと分担することも大切です。

なぜなら、一人だけで愛犬の世話をすべて行うのは、精神的にも体力的にも負担が大きいからです。

家族がいる場合は、散歩や食事の世話を交代で行うなど、役割分担を明確にしてみてください。

また、ペットシッターやドッグウォーカーなどのサービスを利用することで、自分の時間を確保する方法もあります。

このような工夫により、無理のない範囲で愛犬との暮らしを楽しめるようになるでしょう!

理想の”犬との暮らし”をつくる!タイムスケジュール実例紹介

実際に犬と暮らしている人たちが、どのような1日を過ごしているのか気になりませんか?

ここでは、さまざまな生活スタイルに合わせたタイムスケジュールの実例をご紹介していきます。

自分の生活に近いパターンを参考にして、理想の犬との暮らしを見つけてみてください。

【一人暮らし】在宅勤務+1匹の例

一人暮らしで在宅勤務をしながら犬を飼っている方の1日をご紹介します。

この例では、仕事とプライベートのメリハリをつけながら、愛犬との時間も大切にしています。

6:00 起床・愛犬の朝の散歩(30分)
7:00 朝食・愛犬の食事
8:00 身支度・愛犬のブラッシング
9:00-12:00 午前の仕事時間
12:00 昼食・愛犬と短い散歩(15分)
13:00-18:00 午後の仕事時間
18:00 愛犬の夕方散歩(45分)
19:00 夕食・愛犬の食事
20:00 自由時間・愛犬とのふれあい
22:00 就寝準備・愛犬の最後のトイレ
23:00 就寝

このスケジュールでは、仕事の合間に愛犬との時間を挟むことで、お互いにストレスを溜めない工夫がされています。

【共働き家庭】朝晩の分担パターン

共働き家庭では、夫婦で役割分担をすることが成功の鍵となります。

以下は、効率的に愛犬の世話を分担している家庭の例です。

6:00 夫:愛犬の朝散歩、妻:朝食準備
7:00 夫婦:朝食・愛犬の食事
8:00 夫婦:出勤準備・愛犬見送り
9:00-18:00 夫婦:仕事(愛犬留守番)
18:30 妻:帰宅・愛犬の夕方散歩
19:00 夫:帰宅・夕食準備
19:30 夫婦:夕食・愛犬の食事
20:30 夫:愛犬との遊び時間
21:30 妻:愛犬のブラッシング・健康チェック
22:00 夫:愛犬の最後の散歩
23:00 夫婦:就寝

このパターンでは、得意分野に応じて役割を分けることで、効率的に愛犬の世話ができています。

【シニア夫婦】余裕のある犬との1日

時間に余裕のあるシニア夫婦の場合は、愛犬とゆっくり過ごす時間を多く取ることができます。

7:00 起床・愛犬の朝の散歩(夫担当・1時間)
8:00 朝食・愛犬の食事
9:00 愛犬とのふれあい時間・グルーミング
10:00 家事・愛犬は自由時間
12:00 昼食・愛犬のおやつタイム
14:00 愛犬の昼散歩(妻担当・30分)
15:00 お茶の時間・愛犬とリラックス
17:00 愛犬の夕方散歩(夫婦で1時間)
18:00 夕食準備・愛犬の食事
19:00 夕食・愛犬は食後の休憩
20:00 テレビ鑑賞・愛犬は膝の上
21:30 愛犬の最後のトイレ
22:00 就寝

このスケジュールでは、散歩の時間を長めに取り、愛犬との触れ合いを十分に楽しんでいます。

【多頭飼い】早朝型スケジュール例

複数の犬を飼っている場合は、効率的なスケジュール管理が重要になります。

5:30 起床・全頭の朝散歩(1時間30分)
7:00 全頭の朝食・薬の投与
8:00 身支度・犬たちの健康チェック
9:00-12:00 仕事時間・犬たちは休息
12:00 昼食・犬たちの昼のおやつ
13:00-17:00 仕事時間・犬たちは午睡
17:00 全頭の夕方散歩(1時間)
18:00 全頭の夕食・食器の片付け
19:00 夕食・犬たちとの遊び時間
20:00 各犬の個別ケア・ブラッシング
21:00 犬たちの就寝準備
22:00 就寝

多頭飼いでは、一度にすべての犬の世話をすることで時間を効率化しています!

「自分の時間」も「愛犬との時間」も大切にする5つの工夫

愛犬との生活を楽しみながら、自分らしい時間も確保するためのコツをお伝えしていきます。

これらの工夫を取り入れることで、バランスの取れた犬との暮らしが実現できるでしょう。

どれも実践しやすいものばかりなので、できそうなものから試してみてください。

犬がひとり遊びできる環境をつくる

愛犬が一人でも楽しく過ごせる環境を整えることが大切です。

知育玩具やパズルフィーダーを用意することで、飼い主がいなくても愛犬が退屈しないようになります。

たとえば、コングにおやつを詰めたり、隠されたおやつを探すゲームを作ったりしてみてください。

また、窓から外を眺められる場所にお気に入りのクッションを置くことで、愛犬の観察時間を作ることもできます。

このような工夫により、愛犬が自立して過ごす時間が増え、飼い主も自分の時間を確保しやすくなるでしょう。

ながら散歩で「自分時間」も確保

散歩の時間を有効活用して、自分の時間も同時に確保する方法があります。

好きな音楽を聴きながら散歩したり、オーディオブックで学習したりすることで、愛犬との時間と自分の時間を両立できるからです。

また、散歩コースを自分の好きな場所に設定することで、気分転換やリフレッシュの効果も得られます。

さらに、散歩中に季節の移り変わりを感じたり、写真を撮ったりすることで、自分なりの楽しみを見つけることも可能です。

このように、散歩を単なる犬の世話ではなく、自分にとっても有意義な時間に変えてみてください。

犬OKの外出先を開拓する

愛犬と一緒に楽しめる外出先を開拓することで、外出の制限を感じにくくなります。

ドッグカフェやペット同伴可能なショッピングモール、犬と一緒に参加できるイベントなどを調べてみてください。

また、犬同伴可能な宿泊施設を利用して、愛犬と一緒に旅行を楽しむこともできます。

これらの場所では、愛犬も飼い主も新しい刺激を受けることができ、お互いにとって良い経験となるでしょう。

このような外出先を増やすことで、愛犬がいることで行動が制限されるという感覚を減らせます。

ストレスを溜めない”家ルール”を設ける

愛犬との暮らしでストレスを溜めないために、明確な家ルールを設けることが重要です。

たとえば、「愛犬は寝室には入らない」「食事中は愛犬におやつをあげない」など、境界線を明確にしてみてください。

また、「散歩は1日2回まで」「夜10時以降は愛犬との遊び時間は終了」など、時間に関するルールも効果的です。

これらのルールを一貫して守ることで、愛犬も飼い主も安心して過ごせる環境が作れます。

ただし、ルールは愛犬の健康や安全を損なわない範囲で設定することが大切です。

週に1回だけ”完全オフ”を作る

週に1回は愛犬の世話から完全に離れる時間を作ることをおすすめします。

信頼できる家族や友人、またはペットシッターに愛犬を預けて、自分だけの時間を過ごしてみてください。

この時間は、美容院に行ったり、友人と会ったり、趣味に没頭したりと、完全に自分のために使いましょう。

また、愛犬と離れることで、改めて愛犬への愛情を実感できることも多いものです。

このような定期的なリフレッシュタイムは、長期的に愛犬との関係を良好に保つためにも重要といえるでしょう!

犬との生活をもっと快適にする!おすすめグッズ&便利アプリ7選

犬との生活をより快適にするために、便利なグッズやアプリを活用することをおすすめします。

これらのツールを使うことで、愛犬の世話が効率化され、自分の時間も確保しやすくなります。

現代のテクノロジーを上手に活用して、スマートな犬との暮らしを実現してみてください。

生活リズムを整えるアプリ(散歩・給餌管理など)

愛犬の散歩や食事の記録を管理できるアプリが数多く登場しています。

これらのアプリを使うことで、愛犬の生活パターンを可視化し、より効率的な世話ができるようになります。

たとえば、散歩の時間や距離、排便の回数、食事の量などを記録できる機能があります。

また、家族で情報を共有できるため、誰がいつ何をしたかが一目で分かり、世話の重複や漏れを防げるでしょう。

さらに、予防接種や健康診断の予定を管理できる機能もあるため、愛犬の健康管理にも役立ちます。

外出時に便利な見守りカメラ

外出中の愛犬の様子を確認できる見守りカメラは、多くの飼い主さんに支持されています。

スマートフォンから愛犬の様子をリアルタイムで確認でき、音声での呼びかけも可能です。

また、愛犬が吠えたり異常な行動をしたりした時に、アラートで知らせてくれる機能もあります。

このようなカメラがあることで、外出中も安心して過ごせ、愛犬への心配も軽減されるでしょう。

中には、おやつを遠隔で与えられる機能がついているものもあり、愛犬とのコミュニケーションツールとしても活用できます。

知育トイで犬の”ひとり時間”を伸ばす

愛犬が一人でも楽しく過ごせる知育玩具は、飼い主の時間確保に大いに役立ちます。

おやつを隠すパズルトイや、考えながら遊べる知育玩具を用意することで、愛犬の集中時間が延びます。

また、これらの玩具は愛犬の認知能力向上にも効果的で、ストレス解消にもつながるでしょう。

定期的に新しい知育玩具を導入することで、愛犬の興味を持続させることができます。

このような工夫により、愛犬が飼い主に依存しすぎることなく、自立して遊ぶ習慣を身につけられるでしょう。

自動給餌器・自動水飲み機の活用

自動給餌器や自動水飲み機を使うことで、食事の管理が楽になります。

特に、決まった時間に決まった量の食事を与えられる自動給餌器は、規則正しい食生活をサポートしてくれます。

また、外出時間が長くなる場合でも、愛犬が空腹になる心配がありません。

水飲み機については、常に新鮮な水を提供できるため、愛犬の健康維持にも効果的です。

これらの機器を活用することで、食事の時間に縛られることなく、より柔軟なスケジュールで過ごせるようになります。

散歩記録や体調ログをつけられるアプリ

愛犬の散歩距離や体調の変化を記録できるアプリは、健康管理に非常に有効です。

日々の散歩データを蓄積することで、愛犬の運動量や好みの散歩コースを把握できます。

また、体重や食欲、排便の状況なども記録できるため、体調の変化を早期に発見することが可能です。

これらのデータは動物病院での診察時にも役立ち、より正確な診断につながるでしょう。

さらに、記録をつけることで愛犬への関心がより深まり、絆も強くなることが期待できます。

家族で共有できるペット日記ツール

家族で愛犬の情報を共有できるペット日記アプリは、多頭飼いや家族での世話分担に便利です。

写真付きで愛犬の日常を記録でき、家族全員で成長を見守ることができます。

また、誰がいつ散歩をしたか、食事を与えたかなどの情報も共有できるため、世話の重複を防げるでしょう。

このようなツールを使うことで、家族全員が愛犬の状況を把握でき、より良いチームワークで世話ができます。

思い出の記録としても価値があり、愛犬との生活をより豊かにしてくれるでしょう。

ストレス軽減に役立つ犬用音楽アプリ

愛犬のストレス軽減に効果的な専用音楽アプリも登場しています。

犬の聴覚に配慮した特別な音楽により、リラックス効果や不安軽減効果が期待できます。

特に、留守番中や雷などの音に敏感な愛犬にとって、心を落ち着かせる効果があるでしょう。

また、就寝時に使用することで、愛犬の睡眠の質向上にも役立ちます。

このようなアプリを活用することで、愛犬がより穏やかに過ごせる環境を作ることができるでしょう!

まとめ

愛犬との生活で生活リズムが変わることは、決して悪いことではありません。

むしろ、規則正しい生活や適度な運動習慣など、多くのメリットをもたらしてくれます。

しかし、愛犬のペースに合わせすぎて自分の時間がなくなってしまうのは避けたいところです。

この記事でご紹介した工夫を参考に、愛