「毎日一生懸命お世話しているのに、なぜかどんどん疲れが溜まっていく……」
そんな風に感じながら、犬育てを頑張っている方も多いのではないでしょうか。

犬との暮らしは幸せな時間である一方、しつけや散歩、夜鳴きへの対応などで、飼い主さんの心と体が休まらないことも少なくありません。

この記事では、犬育てに疲弊してしまったときにすぐできるリセット方法と、これから疲れにくい生活を作るためのコツを取り上げていきます。

あわせて、罪悪感を持たずに自分の時間を取り戻す方法や、つらいときに頼れる相談先についてもお伝えしていきます。ぜひ最後まで読んで、自分と愛犬の両方が心地よく過ごせるヒントを見つけてみてください!

犬育てに疲弊したときはどうする?まず試したい心と生活のリセット方法

犬育てに疲れを感じたときは、まず「頑張りすぎない仕組み」を作ることが大切です。ここでは、今すぐ実践できるリセット方法を5つご紹介していきます。

まずは「最低限のお世話だけでいい日」を作る

疲れがピークに達しているときは、最低限のお世話だけでいい日を作ってみてください。ごはんとトイレの世話さえできれば、その日は十分だと考えてみましょう。

なぜなら、すべてを完璧にこなそうとすると、心身の負担がさらに大きくなってしまうからです。
散歩やブラッシングなど、後回しにできることは思い切って翌日に回してみてください。

このように、あえてハードルを下げる日を作ることで、心にゆとりが生まれていきます。

しつけやトレーニングを一時的に休んでも大丈夫

疲れているときは、しつけやトレーニングを一時的に休んでも問題ありません。無理に続けても、集中力が続かず効果が出にくくなってしまいます。

また、飼い主さんがイライラした状態でしつけを行うと、犬にも緊張が伝わりやすくなるといわれています。

そのため、体力や気持ちが回復してから再開するくらいのペースで、ちょうどよいと考えてみてください。

犬を安全な場所で休ませて飼い主も一人になる

ケージやサークルなど、犬が安心して過ごせる場所を用意し、飼い主さんも一人になる時間を作ってみましょう!

常に目を離さずに見守っていると、飼い主さんの気の休まる瞬間がなくなってしまいます。

短時間でも「犬から離れる時間」を意識的に確保することで、気持ちの切り替えがしやすくなります。

食事・入浴・睡眠を優先して自分の体力を回復させる

犬育てで疲弊しているときほど、食事・入浴・睡眠という基本的な生活を優先してみてください。

なぜなら、飼い主さんの体力が落ちてしまうと、犬のお世話そのものが難しくなってしまうからです。

まずは湯船にゆっくり浸かる、栄養のあるものを食べる、といった小さなことから整えていきましょう!

一日で全部解決しようとせず「今日は休む」と決める

疲れの原因をすべて一日で解決しようとせず、「今日は休む」と割り切ることも大切です。

焦って色々なことに手をつけると、かえって疲労感が増してしまうケースも少なくありません。

そのため、まずは今日一日をどう乗り切るかだけを考えて、他のことは翌日以降に持ち越してみてください。

なぜ犬育てにここまで疲れる?飼い主が疲弊してしまう主な原因

ここからは、多くの飼い主さんが疲弊してしまう主な原因について、詳しく見ていきましょう!自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

夜鳴きや早朝起こしによる睡眠不足

犬育て疲れの大きな原因の一つが、夜鳴きや早朝起こしによる睡眠不足です。

特に子犬の時期は夜中に何度も起こされることがあり、飼い主さんの睡眠が細切れになりがちです。

睡眠不足が続くと、日中の集中力や気力にも影響が出やすくなってしまいます。

トイレの失敗・甘噛み・吠え・いたずらへの対応

トイレの失敗や甘噛み、吠え、いたずらへの対応も、飼い主さんを疲れさせる要因のひとつです。

片付けや声かけを繰り返す日々が続くと、地味にストレスが積み重なっていきます。

さらに、思うように改善しないと感じると、精神的な負担も大きくなってしまいます。

散歩や遊びで自分の時間がなくなっている

散歩や遊びの時間を優先するあまり、自分の時間がなくなっていることも珍しくありません。

仕事や家事の合間を縫って犬のお世話をしていると、一日があっという間に過ぎてしまいます。

その結果、リフレッシュする時間が取れず、疲れが蓄積しやすくなってしまうのです。

「良い飼い主でいなければ」という完璧主義

「良い飼い主でいなければならない」という完璧主義も、疲弊の原因になりやすいポイントです。

なぜなら、理想の飼い主像を追い求めすぎると、少しのミスでも自分を責めてしまうからです。

そのため、まずは「完璧でなくてもいい」という考え方に切り替えてみることをおすすめします。

SNSや他の犬と比較して理想を高くしすぎている

SNSで見かける他の犬や飼い主さんと比較して、理想を高くしすぎているケースもよく見られます。

投稿されている姿はあくまで一部分であり、日々の大変さまでは写っていません。

それにもかかわらず比較を続けてしまうと、必要以上に自分を追い込むことになってしまいます。

家族に頼れず一人で犬育てを抱え込んでいる

家族に頼れず、一人で犬育てを抱え込んでいることも、疲弊を深める原因の一つです。

お世話が特定の人に集中すると、休む間もなく負担だけが増えていってしまいます。

ひいては、心身のバランスを崩してしまう可能性もあるため、早めの見直しが必要です。

「全部やらなきゃ」をやめよう|疲れたときに減らしていい犬のお世話としつけ

ここでは、疲れているときに思い切って減らしてもいいお世話としつけについて、取り上げていきます!「全部やらなきゃ」という気持ちを少し手放してみましょう。

毎日完璧なしつけをする必要はない

毎日完璧なしつけを行う必要は、決してありません。

しつけは積み重ねが大切ですが、1日休んだからといって、それまでの成果がゼロになるわけではないからです。

気持ちに余裕があるときにコツコツ続ける、くらいの気持ちで取り組んでみてください。

犬の要求すべてに応えなくてもいい

犬が求めることすべてに応える必要もありません。

要求のたびに反応していると、飼い主さんの時間や体力がどんどん削られてしまいます。

そのかわり、応えられるタイミングで無理なく関わってあげれば、犬との関係は十分に築いていけます。

遊ぶ時間は長さよりも無理なく続けられることを優先する

遊ぶ時間は、長さよりも無理なく続けられることを優先してみてください。

短時間であっても、飼い主さんが笑顔で関われる遊びのほうが、犬にとっても心地よい時間になります。

そのため、義務感で長時間遊ぶよりも、続けやすいペースを見つけることが大切です。

必要以上のお手入れや掃除を減らす

ブラッシングや部屋の掃除など、必要以上のお手入れは思い切って減らしてみましょう!

清潔さは大切ですが、神経質になりすぎると、それ自体が大きな負担になってしまいます。

まずは最低限の衛生管理を保ちつつ、余裕があるときに丁寧なお手入れを行う形で十分です。

犬の年齢・体調・犬種に合わせて散歩や運動量を見直す

散歩や運動量は、犬の年齢・体調・犬種に合わせて見直してみてください。

成犬期に必要だった運動量を、子犬やシニア犬にもそのまま当てはめる必要はありません。

愛犬の様子を見ながら、無理のない範囲で調整していくことをおすすめします。

「やらなければならない犬育て」を一度リストアップして減らす

「やらなければならない」と思い込んでいる犬育てのタスクを、一度リストアップしてみましょう!

紙に書き出すことで、本当に必要なことと、実は不要だったことが見えてきます。

その上で優先順位をつければ、無理なく減らせるお世話が自然と見つかっていきます。

犬と少し離れても大丈夫|自分の時間を取り戻す具体的な方法

続いては、犬と少し距離を取りながら、自分の時間を取り戻す具体的な方法をお伝えしていきます。

犬と別室で過ごす時間を少しずつ作る

まずは、犬と別室で過ごす時間を少しずつ作ることから始めてみてください。

最初は数分程度でも構いませんので、扉一枚隔てた空間で一人の時間を確保してみましょう。

徐々に時間を延ばしていくことで、犬も飼い主さんも離れることに慣れていきます。

家族に犬のお世話を任せて完全に休む

同居している家族がいる場合は、思い切ってお世話を任せて完全に休んでみてください。

普段から一人でお世話を担っていると、休む発想自体が出てこないこともあります。

そのため、まずは「今日はお願いね」と一言伝えるところから始めてみましょう!

一人で外出する時間を作る

犬を家族やシッターに預けて、一人で外出する時間を作ることもおすすめです。

買い物や散歩、カフェでの休憩など、内容は何でも構いません。

大切なのは、犬育てから完全に離れる時間を意識的に持つことです。

ペットシッターや犬の幼稚園・預かりサービスを活用する

ペットシッターや犬の幼稚園、預かりサービスの活用も、有効な選択肢の一つです。

プロに任せることで、犬にとっても新しい刺激を得られる機会になります。

また、飼い主さんはその間にまとまった休息時間を確保できます。

犬と離れることへの罪悪感を持ちすぎない

犬と離れることに対して、罪悪感を持ちすぎないようにしてみてください。

飼い主さんが疲弊したままでは、結果的に犬との関係にも悪影響が出てしまいます。

むしろ、適度に離れて心身を整えることが、良い関係を長く続けるための土台になります。

もう疲弊しないために|犬中心になりすぎない生活へリセットするコツ

ここからは、今後犬育てで疲弊しないために、生活全体を見直すコツをご紹介していきます!

飼い主の生活時間を先に確保する

まずは、飼い主さん自身の生活時間を先に確保するようにしてみてください。

犬の予定を優先しすぎると、いつまでたっても自分の時間が後回しになってしまいます。

そのため、睡眠や食事、休憩の時間を先にスケジュールへ組み込むことをおすすめします。

犬のお世話に「やる時間」と「やらない時間」を作る

犬のお世話には、あらかじめ「やる時間」と「やらない時間」を作っておきましょう!

常にお世話モードでいると、心が休まるタイミングがなくなってしまいます。

時間帯を区切ることで、メリハリのある生活を作りやすくなります。

完璧な犬ではなく「一緒に暮らせれば十分」と考える

完璧な犬に育てようとするのではなく、「一緒に暮らせれば十分」という考え方に切り替えてみてください。

理想を高く持ちすぎると、日々の小さな失敗が気になりやすくなってしまいます。

そのかわり、基準を少し下げるだけでも、気持ちがぐっと楽になります。

他の犬やSNSの理想的な暮らしと比較しない

他の犬やSNSで見かける理想的な暮らしと、自分たちを比較しないようにしましょう!

それぞれの犬には個性があり、家庭ごとの事情も異なります。

したがって、他と比べるよりも、自分たちのペースを大切にする方が長続きします。

疲れの原因を一つずつ見つけて仕組みで減らす

疲れの原因を一つずつ見つけて、感覚ではなく仕組みで減らしていくことも大切です。

例えば、散歩の時間を固定する、お世話の分担表を作るといった工夫が挙げられます。

このように仕組み化することで、その都度悩む負担を減らせます。

犬と飼い主の両方が無理なく続けられるルールを作る

最後に、犬と飼い主さんの両方が無理なく続けられるルールを作ってみてください。

片方だけが我慢する形では、どこかで無理が生じてしまいます。

そのため、お互いにとって心地よいバランスを、少しずつ探っていきましょう!

それでも犬育てがつらいときは?家族・シッター・トレーナーなど頼れる選択肢

ここまでの方法を試しても、まだつらさが残る場合もあるかと思います。そのようなときに頼れる選択肢を、最後にお伝えしていきます。

家族や友人に「手伝ってほしい」と具体的に伝える

まずは、家族や友人に「手伝ってほしい」と具体的に伝えてみてください。

漠然と「大変」と伝えるだけでは、周囲もどう動けばよいか分かりません。

そのため、散歩を代わってほしい、休憩時間がほしいなど、内容を明確に伝えることをおすすめします。

吠え・噛み・トイレなどはドッグトレーナーに相談する

吠えや噛み、トイレの失敗など、行動面の悩みはドッグトレーナーに相談してみましょう!

専門的な視点からアドバイスをもらうことで、自己流では気づけなかった原因が見つかることもあります。

結果として、飼い主さんの負担そのものが軽くなるケースも少なくありません。

行動の変化や体調面が気になる場合は動物病院へ相談する

いつもと違う行動の変化や体調面が気になる場合は、動物病院へ相談してみてください。

体調不良がストレス行動として現れていることもあるため、自己判断は避けたほうが安心です。

気になる症状があれば、早めに獣医師へ確認しておきましょう!

一時預かりやペットホテルを利用して休息時間を確保する

一時預かりサービスやペットホテルを利用して、まとまった休息時間を確保することもおすすめです。

数日間でも犬育てから離れることで、心身をしっかりリセットできます。

そのうえで、また新しい気持ちで犬育てに向き合っていけます。

飼い主自身の心身の不調が続く場合は無理をせず専門家へ相談する

飼い主さん自身の心身の不調が続く場合は、無理をせず専門家へ相談してみてください。

強い疲労感や気分の落ち込みが長引くときは、一人で抱え込まないことが大切です。

医療機関やカウンセラーなど、頼れる場所は決して少なくありません。

一人で抱え込まないことも犬を大切にする方法のひとつ

一人で抱え込まないことも、犬を大切にする方法の一つだといえます。

なぜなら、飼い主さんが心身ともに健康であってこそ、愛犬とのより良い関係を築いていけるからです。

周囲の力を借りながら、少しずつ自分らしいペースを取り戻していきましょう!

まとめ

犬育てに疲弊したときは、まず「全部やらなきゃ」という気持ちを手放し、最低限のお世話だけでいい日を作ることが大切です。

疲れの背景には、睡眠不足や完璧主義、一人で抱え込んでしまう環境など、さまざまな原因が隠れています。

しつけやお世話の一部を思い切って減らしたり、犬と少し距離を取る時間を作ったりすることで、心と体は少しずつ回復していきます。

そして、犬中心になりすぎない生活へと整えていけば、日々の疲弊感そのものを減らしていけます。

それでもつらさが続くときは、家族やトレーナー、動物病院、専門家など、頼れる選択肢を積極的に活用してみてください。

無理をせず周囲の力を借りながら、飼い主さんと愛犬の両方が心地よく過ごせる毎日を作っていきましょう!